いよいよブルーインパルス!
- 故島永幸
- 4月28日
- 読了時間: 2分
模擬訓練はすぐに終わり、パレードが始まります。ただ、それを見に行こうとすると――人、人、人!駐屯地から一度出なければならず、移動にかなり時間を取られそうです。このロスを考えると、ブルーインパルスの展示飛行には間に合わないかも?
電線などに邪魔されずに見られる駐屯地内のグラウンドに留まる方が得策と判断し、そのまま待つことにしました。しかも、雲ひとつない晴天❗❗先日の大阪万博では天候不順で飛行中止になったと聞いていたので、今回はそんな心配もなし。これは完璧なコンディション!
そして、待ちに待った12:05!
・・・あれ?来ない。
しばらくしてアナウンスが流れます。「ドクターヘリが出動しており、危険回避のためブルーインパルスは待機しています。しばらくお待ちください。」
まあ、人命優先ですから。仕方ない。誰一人文句を言う人はいません。みな、当然の顔で静かに待ちます。
さらに5分ほどして、また同じアナウンス。思い返せば、ブルーインパルスを生で見たのは10年以上前。出張帰りの車の中、小松島祭りの展示飛行を偶然見かけたのが最初で最後。今回は、人生で初めて、最初から最後までじっくり見られるチャンスだったのです。「なんて幸せなんだ……」と噛み締めながら待ち続けます。
しかし、また同じアナウンス。時計を見ると、予定時刻からすでに20分以上経過。ふと疑問がよぎります。旅客機と違って、ブルーインパルス(訓練機)の航続時間って、そんなに長いの?小松基地から飛んできて、展示飛行して、また帰る。そんなに長く空で待機できるもの?
そんな話を三男としていたとき、無情のアナウンス。
「ブルーインパルスの展示飛行は、燃料の都合により中止となりました。」
・・・。

顔を見合わせた私たち。そのとき、空から聞こえてきたエンジン音――。ドクターヘリが一瞬遅れて、目の前を飛び去っていきました。
金沢から来た人は…。大阪や奈良から来た人は…。そう思うと、私たちの残念さなんて、まだマシだ…と、やせ我慢。
さて、帰りも当然大渋滞。東へ出るのはあきらめて、西へ迂回。これが大正解で、渋滞に巻き込まれず帰ることができました。帰りの道中、お腹が空いてきたので、うどん屋さんへ寄ると駐車場に駐められない・・・。別の店は、終わってる・・・。来るときの悪夢は最後まで続き、車内にはなんとも言えない、微妙な空気が漂っていたのは言うまでもありませんw
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