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コンペ応募は気を付けて!

AsiaWPAの審査を毎日しています。

審査員はどのコンペも基本ボランティアの無報酬です。

ここ重要なことなので、念を押しておきます”ボランティア”😆

と言うのも、応募して落選したときに逆恨みに遭ったり、コメントが少ないとか文句を言う方がいるとか、居ないとかw


さて、そんな目に合いながらもジャッジをする理由は、選ばれたからです。

尊敬するフォトグラファー達に選んでもらったからです。

私の残した実績と努力が、世界のトップフォトグラファーに認められたからです。

こんな光栄な事はありません。

断る理由なんて有るはずがありません。

そして、私を育ててくれたコンペ、そして写真業界へ恩返しをするのは当然ですから。


でも実は、AsiaWPAのジャッジは一度、お断りしました。

だって、まだMasterを取れていなかったから、「来年かならず、Masterを貰える成績残すから1年待ってほしい」とお願いしました。


ちょっと前置き長くなってすみません。

今日の本題、「コンペ応募に気を付けて」ですが、審査していてホントもったいないと思うのが、同じ被写体で同じ衣装、さらに同じロケ場所で、見た目ほとんど同じ作品を複数応募している方が、必ずいらっしゃるのです。


私たち審査員やコンペが求めているのは新しい表現です。

つまり、見た目同じものは1つ見ると2つ目は、もうすでに新鮮さが失われているのです。

ゆえに、高い点数は付きません。

同様に、過去に高評価された作品を模倣することも同様です。

オリジナリティーがない作品にインパクトは生まれません。

アマチュア・カメラマンの応募するコンテストの審査をしていると、前年の作品そっくりなものが翌年応募されることが、よくあります。

でも、考えてください。前年一位を取った作品と、そっくりな作品が2年連続一位を取ったら、応募者の皆さん納得なさいますか?

しませんよんね?たとえ、今度の作品が前年度のものより綺麗であったとしても。


ご理解いただけたでしょうか?

似た作品を複数応募する方の、お気持ちは理解します。どっちにしようか迷って、両方応募という気持ちですよね。

でも、そこはご自分で「これが一番!」と選ばないといけません。それが成長に繋がるのです。

コンペに応募し、名声を得ることは大事かも知れませんが、一番重要な事はフォトグラファーとして、人間として成長する事です。(人間として成長していないお前が言うな!?(^^ゞ)




影を障子に映した作品は多くの方にマネしていただきました
影を障子に映した作品は多くの方にマネしていただきました

そうそう、私が作った作品に名画をマネたものが有りますね。これは「オマージュ」です。

英語ならトリビュート。つまりは作者への尊敬の念を示す好意です。日本では「本歌取り」あるいは「見立て」というものです。

作者が語ろうとしたことや表現したかった事を、継承しさらに強く今の時代に伝えるための行為です。

ここ、勘違いなさらぬようにお願いします。(^^)


さて、私が表現した作品をいろんな人がマネ(あえて模倣と言いません)てくれています。そんな作品を見て私がどう感じているかというと。

「ヨッシャー!」です。

だって、オリジナルは私なんですから、もっとマネして〜ですよ。

でも私が今日書いたことを、思い出してください。

私の過去作をマネしても、高い評価とはならないのでご注意を😆


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