レタッチの前に、避けられない話
- 故島永幸
- 6月9日
- 読了時間: 2分
2日目は前日撮影したデータを使って現像、レタッチしプリントまで持って行きます。
プリンターはキヤノンさんに協力いただき、Pro-1100をお借りしました。このプリンターは昨秋発売されたばかりの新型。耐光年数200年を誇ります。それだけで買う価値あるので私は、すぐに買い換えました。
ペーパーはILFORDさんと、Awagamiさんに協力いただきました。どちらも私が普段使っているペーパーです。IlFORDのスムースコットンラグとテクスチャードコットンラグは私のお気に入り。お客様への納品や、コンペ応募に使用しています。Awagamiさんの楮と手漉きのbizanは、心象風景作品に使っています。掛け軸にしたり、Bizanのテクスチャーは手漉きの風味がシンプルな作品にアクセントをつけてくれます。モニターは私がグローバルアンバサダーを務めさせて頂いていますEIZOよりCS2740をお借りしました。4Kで27インチなので、A3見開きのデザインが、ほぼオリジナルサイズで編集できます。イメージし易くなり、作業効率がよくなりました。
さてセミナーですが、はじめにやらなければならない事があります。それは、カラーマッチングさせるためのカラーマネージメント(CMS)です。Thredsで時々目にするのですが、デザイナーさん達がデータはCMYKなのか?RGBなのか?という話題を交わしています。私はCMYKダ❗いえ、私はRGBだと両論ありますが、それぞれカラープロファイルが何かについては触れられていません。ほんとに不思議なことです。まるで輸血するのに献血を呼びかけながらも、血液型は何でもいいと言ってる様なもの。

でも残念ながら、デザイン業界だけでなく、写真業界もこれを知らずに仕事してる人が大部分をしめているのが実情です。人の目は、非常にだまされやすく色や明暗を正しく認識できないので、数値で管理する必要があるのです。それがCMSです。
しかし、この大切な問題もいざ話を始めると、みなさん眠ってしまいますwww。とにかく理解が難しい?なので、理屈よりも設定する数値を伝えて、それにしたがって運用して頂くことだけお伝えする様にしています。実際に私も深部まで理解しているかというと、微妙です(^^ゞ

実際にモニターをセンサーを使ってキャリブレーション(調整)して、見ている色を正しい色にします。私が使用するのはi1Pro3です。センサーもピンからキリまであります。まあ、ピンと言える物は非常に高価なものになります。モニターの調整だけなら安価なものでも問題ありません。とにかくやってくださいね。
話が長くなってしまったので、続きはまた明日(^^)
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