写真撮る人の80%はいい写真を撮ると思ってる?
- 故島永幸
- 5月26日
- 読了時間: 3分
9年前に、面白いアンケート結果をシェアしていました。
キヤノンUSAが約1000人に対して実施したアンケートの内容です。残念ながらその元の記事はすでに消えてしまったのですが、代わりに日本で紹介された記事は幸いにも残っていました。
その結果、こんなことがわかりました。
80%の人が自分の写真スキルを「高い」もしくは「とても高い」と答えた。
うーん、どれだけ自信過剰なんだろうか?まるで、自分がスーパーフォトグラファーにでもなった気分になっているようですね。
64%の人が自分の撮った写真を何らかの形でプリントすると答えた。 でも日本では、そんな人はあまりいないのでは?9年前もそうだったような…。いったいどこでプリントしてるんだろう…?
24%の人が月に300枚以上の写真を撮ると答えた。 一般の人だとそんなもんでしょうね。フィルムだと36枚撮り8本!昔ならありえませんね。
57%の人が自撮りをすると答えた。
うーん、なんか笑ってしまいました…。ほぼみんな、顔を自分で撮りたくなるのか?
55%の人が食べ物の写真を撮ると答えた
納得ですね!「今日のランチ、インスタ映え!」って、まさにそれ!
これらの結果を見て、最初の「スキルが高いと感じている人が80%」という点については、ある意味納得という感じです。スキーをしていた頃、自称「上級者」の人がスキースクールに入ってきていましたが、実際に本当に上級者だった人は…見たことがない!(^^ゞ

さて、このアンケートを見た人が投稿した面白いグラフがありました。
そのグラフにある「危険期間」というワードが、ちょっと微笑ましく思えました。
よくある話ですが、コンペで1位(そのカテゴリーの1位)を取った人が、オレ様すごい!「世界1位!」なんて書いているのを見かけますが、ちょっと待て、世界1位と言っていいのか…?w
正直、世界1位の人は、コンペに出してないんですけどね…。

さらに、そのグラフを見た別の人が投稿したグラフが、また面白い!自己評価がレベル90%からスタートしてるって、最初から自分を過信してるじゃん!これ、無知から始まる典型的なパターンですね。
そして「HDRの落とし穴」笑えます。笑ってはいけませんね。(^^ゞ 実際、海外のコンペでは、白飛びや黒つぶれは絶対NGです。でも、ヒストグラムだけ追いかけていくと、ただの眠たい写真になってしまうんですよね。
「機材漁り」についてもよく分かります!アマチュアの方がプロよりいい機材を使ってるなんて、よくある話。プロは費用対効果を考えますが、趣味の人はいい機材を持ちたがります。かく言う私もそうでした。w
この2つのグラフを見て共通しているのは、作品が「上級」レベルになればなるほど、自分への評価に対しては謙虚で厳しくなるべきだということです。
で「お前はどうなんだ?」・・・はい、まだまだ写真も人間も成長過程です。(^^ゞ
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