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季節限定はずるい——バッカス&ラミー、そして“濃厚生”ガーナに落ちた秋

季節限定という魔法

「季節限定」という4文字は、理性を簡単に失わせます。私も例外ではありません。これからの時期、企業の思惑にまんまと乗せられてしまう代表格がチョコレートです。

中でも毎年の定番はバッカスラミーです。


  • バッカスは、ブランデーの中でも上品なコニャックが入っており、ふわりと香り、まろやかな口当たりがたまりません。

  • ラミーは、ラムレーズンの芳醇さにレーズンの食感がアクセントとなり、チョコとのハーモニーが楽しめます。


私がお酒を飲めないことをご存じの方には、にわかに信じがたいかもしれません。しかし不思議と手が伸びます。たぶん、“季節限定”が一般的でなかった子ども時代の記憶が、今も私の心をわしづかみにしているのだと思います。



予想外の刺客:PREMIUM Ghana 濃厚生チョコ

先日のこと、帰省していた次男が見慣れないパッケージを差し出しました。「このチョコ美味しいよ。父さん、食べてみ?」

PREMIUM Ghana 濃厚生チョコ——名前の時点で期待が高まります。Ghana(ガーナ)といえば、子どもの頃から馴染みのある安心銘柄です。口に入れると外側の“知っているガーナ”の味わいから、中のとろける濃厚なチョコがふわっと広がっていきます。“いつもの味”が途中から変化する意外性に、すっかり魅了されてしまいました。


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440円という妙

12枚入りで440円でした。市販チョコとしては少し高めに感じますが、体験としては十分にリピートに値します。もちろん、本格ベルギーパティシエのショコラを愛する方からすれば「12枚入ってたった440円!」なのかもしれません。私は庶民派ですので、これで十分すぎるほどの贅沢なのです。w



なぜ“洋酒系”に惹かれるのか

お酒は飲めませんが、洋酒の香りは好きです。おそらく味覚だけの問題ではなく、記憶の問題なのだと思います。冬のストーブ、帰り道の白い息、こたつで食べたチョコの温度——香りはタイムマシンです。バッカスやラミーは、たやすく私を昔へ連れて行ってくれます。



今年も、してやられます

季節限定はずるいです。でも、**わかっていて“やられに行く”**のもまた楽しいものです。今年もきっと、私はバッカスとラミーを手に取り、ガーナの“濃厚生”に唸らされます。——良いではありませんか。季節の風物詩なのですから。財布の紐は締めつつ、心はゆるく。それが私の冬の楽しみ方。 追伸。 リンクを貼ろうとサイトを調べると、プレミアム・ガーナは全7種もあるー! そんなに毎日食べてたら、唯でさえ太りやすいこれからの時期にヤバすぎる〜!

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