思いがけない表彰をいただきました
- 故島永幸
- 5月27日
- 読了時間: 3分
今日は、ちょっとだけ個人的なお話を。
先日、美馬市の市政施行20周年記念式典にて、これまでの海外での活動や実績を評価していただき、表彰を受けました。(全国大会優勝やそれに準ずる成績が対象だそうです。「準ずる」???、「勝る」が正しい様な😅)

実は5年前の15周年のときにも表彰をいただいており、その際は、世界最高峰のプロのためのコンペ「WPPI」で1位と3位を同時受賞したことが理由でした。まさか今回も再びお呼びいただけるとは思っておらず、正直とても驚いています。
私は長年、美馬市脇町で写真館を営みながら、国内外のコンテストに挑戦してきました。山あり谷ありでしたが、これまでに5カ国の写真団体から「Master」の称号をいただき、また、**英国プロ写真家協会(BIPP)では最高位の資格認証「Fellowship」**を取得することもできました。
現在は、ワールドカップをはじめ、3つの国際コンペテで審査員を務めています。
その一方で、EIZO社のグローバルアンバサダーをはじめ、複数のソフトウェア、ハードウェアメーカーのテスターやアンバサダーとしても活動しています。
また、キヤノン・マーケティングジャパン本社ギャラリーでは、キヤノンのバックアップのもと、個展を開催させていただきました。
コンペへの挑戦は、ただ「素晴らしい作品への憧れ」から始まりました。でも昨年のWPPI(ラスベガス)では、見知らぬ外国人から「あなた、KOJIMAさんですよね? 私、あなたの写真の大ファンなんです」と声をかけられ、知らぬ間に自分も“憧れられる側”の立場になっていたことに気づかされましたが、いろんな人と繋がり、表彰に繋がったのも全てコンペのおかげです。
そんな私の原点には、やはり自然豊かな美馬市脇町という場所の存在があります。
都会から来た人にとっては「何もない」と映るかもしれませんが、私にとっては「何もない」が「ある」場所です。
交通渋滞も、満員電車も、携帯の混雑もなくいつも快適。日々の生活で感じるストレスが、ここにはほとんど存在しません。
その静けさの中で育ち、家族と暮らしながら、日々の仕事を通して見つめてきた風景や人との関わりが、私の表現の芯をつくってくれているように思います。
今回の表彰は、特別な何かを成し遂げたというよりも、これまでの歩みを静かに見守っていただいたことへの「ひとつの返答」なのかもしれません。
そんなふうに、静かに、ありがたく受け取っています。
これからも、自分らしく、楽しみながら、写真を通して何かを届けられるよう、続けていけたらと思います。
ありがとうございました。
……そう言えば。
5年前に頂いた表彰状には「世界1位」と書かれていましたが、世界コンペで1位(世界屈指ではありましたが)であって、決して世界1位ではなかったんですけど・・・(^^ゞ
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