Photoshop 2026の“実務で効く”進化――カラー調整、調和、生成アップスケール、パートナーモデル対応まで
- 故島永幸

- 11月5日
- 読了時間: 3分
Adobe MAX 2025(LA)で公開されたCreative Cloud 2026ですが、Photoshop新機能がまたまた、スゴいことになってますね。

1) 「カラーと自然な彩度」調整レイヤー
調整レイヤーに色温度(ホワイトバランス)/色かぶり/自然な彩度/彩度が統合。LightroomやACRを往復せず、Ps内でWB~彩度の補正が非破壊で完結します。部分WBもマスク併用で素早く行えます。 (Adobeヘルプセンター)
2) 「調和」で合成の“浮き”を自動で馴染ませる
人物や物体を差し替えた時に出る色味・照明・影の不一致などの違和感を、自動で整えて自然な合成にしてくれます。しかも、3パターン提案してくれる親切さw。でもレタッチャーとしてはそこが技術の見せ所でもあったので、内心穏やかではありませんが。(^^ゞ

3) 「生成アップスケール」で高解像へ
画像サイズを大きくした時に解像感が悪くなるのをAdobe Fireflyで補間してくれます。またサードパーティーのTopazを使用してのアップスケールや、生成アップスケールも可能です。ただしこちらはプレミアム機能としてクレジットを10消費します。
メニューは「画像 > 生成アップスケール」。 (Adobeヘルプセンター)
4) 「被写体を選択」の精度が底上げ
AIの改善で髪の毛や微細エッジの抽出精度が向上したことは記憶に新しいところです。今回のアップデートで更により精細な選択範囲の作成が可能となりました。作業の時短にもっとも大きく貢献してくれる、有難いアップです。

5) Generative Fillが“モデル選択”に対応(パートナーモデル)
Generative FillでAdobe Fireflyに加えて、Google Gemini 2.5(Nano Banana)やFLUX.1 Kontext[pro]といったパートナーAIモデルを選択可能に。用途に応じて絵柄や得意領域を切り替えられます。なお、パートナーモデルは、こちらもプレミアム機能(1生成あたり10クレジット)の扱いです。 (Adobeヘルプセンター)
実はこれらアップデートは、Adobe Community Leader Club では一足早く、実際の動作をビデオ通話でお披露目頂いておりました。
ただ、守秘義務があるので、お話し出来なかったのですが、「それなら公開と同時に言え」って?(^^ゞ
ただ、情報は少し早く知る事が出来ても、実際にアップデート出来るのは皆さんと同じなのでごめんなさい。
それと、パートナーモデルのクレジットですが、10クレジットは期間限定で、その後には20クレジットになるそうです。
ただ、その期間がいつまでなのか不明です。


ところで、メジャーアップデートで困るのは、サードパティーのプラグインが未対応でインストール出来ないパターンです。 プリンターのプラグインなんかでも、よくあります。検証が終わって無い状態では未対応となってしまいます。
でも心配ありません。殆どの場合、プラグインフォルダーの中にあるファイルを新しいバージョンにコピペして、アプリを再起動するだけでインストール完了。
動作も問題ありません。
でもそれで、うまく動かないからと私への苦情は受け付けま
せんので悪しからず(^^)











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