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SNS越しのご縁がつないだ、広島での出会い

米子でのセミナーを前に、どうしても行きたい場所がありました。それは――出雲大社

長年ずっと気になっていた場所。けれど、日々の忙しさや距離の遠さにかまけて後回しにしてきたまま。でも、ふと思ったのです。


「今回を逃したら、もう出雲には行けないかもしれない」


そう思ったとき、不思議とタイミングが合うように、広島でどうしてもお目に掛かりたかった方がイベントをなさることも重なり、やっぱり行くしかない!予定を1日前倒しして、急遽広島経由で出雲へ向かうルートに変更しました。



弘法大師は御厨人窟(みくろど)という洞窟で修行したと言われる。そこから見えた景色は空と海だけだったことから空海と名乗ったと。私は、修行の果て悟りを開いた空海が見た景色はきっと穏やかで光に満ちた光景に違いないと勝手に想像し、それを同じ場所で撮ることにした。
弘法大師は御厨人窟(みくろど)という洞窟で修行したと言われる。そこから見えた景色は空と海だけだったことから空海と名乗ったと。私は、修行の果て悟りを開いた空海が見た景色はきっと穏やかで光に満ちた光景に違いないと勝手に想像し、それを同じ場所で撮ることにした。

お目に掛かりたかったその方は、バイオガイアという会社の会長・野村慶太郎さん

SNSでは、歯に衣着せぬ発言と冴えた切り口で多くの支持を集めるお方。実は、私の作品『御厨人窟遠景図(みくろどえんけいず)』をSNSを通じて購入くださったご縁があり、「いつか直接お礼を伝えたい」と思っていた方でした。


ちなみに、バイオガイアではロイテリ菌や、ヨーグルトを販売。ヨーグルトは東京のショップ「醍醐」でのみ購入可能。菌の種類や量が違うとか。おいしく頂き、徳島へ送っていただくことにしました。




野村会長の講演と、リアルな“人柄”


野村会長の講演は、ご自身の専門である乳酸菌や腸内環境、菌の力による病気の予防や改善について。科学的な視点とともに、日常生活にどう菌の力を活かしていくかというお話には、多くのヒントが詰まっていました。


近年、子供達にアトピーが多いのですが、どろんこ遊びをしたり、ペットと暮らす子供には、それが少ないそうです。過度な衛生意識が逆に過敏な反応を起こしているとか。出産時に普通分娩で産道を通って産まれた子と、帝王切開で産まれた子の間にも大きな差があるらしいです。うちの双子は帝王切開でしたが、小さな時から、泥だらけになってたことが、耐性をもたらしたみたいです。w

さらには、宗教と宇宙。科学を突き詰めれば、突き詰めるほど、宗教と宇宙がリンクしていくという内容。そこからの死生観。非科学的なことこそが、科学的であると。

拝聴しながら、思わず納得でした。


印象的だったのは、SNSでは“こわもて”にしか見えないプロフィール写真と鋭い投稿の裏にある、人への深い愛情

実際にお会いすると、穏やかな語り口、丁寧な物腰、そして何より“聴く姿勢”がある方でした。

SNS越しにも感じていた「この人はただの論客じゃない」という直感が、確信に変わる時間でした。


− 行ってよかった。−

人とのご縁というのは、不思議なもので。「出雲に行きたい」という想いが、「広島に行く」理由を生み出し、「広島で人と会う」ことが、また「出雲へ向かう原動力」になっていく。あとから振り返って、すべてがつながっていたように思えます。



イベントを終えて、出雲へ向かう道中――ふと野村会長の言葉が蘇ります。人の為に生きることの素晴らしさについて「野村さんのお話しを、私の業界の若い人に聞かせたいです」とお伝えすると。


「いえいえ、私なんかいっぱい喋んなきゃ伝えられません。でもあなたの、あの作品はあれ1つで伝えることができる。素晴らしいものです。」


私の作品をここまで言ってくださる方は、はじめてだったので感動と喜びが後からふつふつと沸いてきました。(でも、作品を理解するには教養と、感受性が、前提ではあるのですけどね(^^ゞ)



そして、SNSのプロフィール写真が思い浮かびました。

……やっぱりちょっと怖い(笑)

いや、あれはあれで「野村節」なのかもしれません。でも会長、そろそろプロフィール写真、変えてみませんか?私、腕の良い肖像写真家知ってます!😆





次回は、広島平和記念公園編をお届けします。


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