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「神山健治がガンダム新作『RG XARX-ZERO』の監督に——攻殻機動隊の才能がゼロから作る令和のガンダム」



コミコン・インターナショナル2026で発表された衝撃のニュース。新作ガンダム『機動戦士ガンダム RG XARX-ZERO(アレックス・ゼロ)』の監督・シリーズ構成に、神山健治の名前がありました。


正直なところ、このニュースを見た時は心が躍りました。なぜなら、神山健治は、私の最も好きな作品を生み出してきた人物だからです。




ガンダムとともに

私がガンダムと出会ったのは、ファーストガンダムの時代です。今のように簡単にプラモデルが造形できない時代、プラモ自体も入手困難で、幸運にも手に入ったものもただ組み上げただけでは、格好の悪いロボットにしかならなかったあの頃、試行錯誤しながら格好良く仕上げ、ジオラマを組み立てました。貴重なガンダムのプラモデルをベースに、自分の想像力を上乗せして物語を作る——その時間の中で、ガンダムという作品世界の奥深さを感じていたのです。


あの時代のファンは、限られた情報と限られた素材の中で、作品と向き合う必要がありました。写真家として今、改めて思うのは、その制約こそが創造力を生む、原動力になったような気がします。


こうした背景があるからこそ、ガンダムというコンテンツには、私の中で特別な位置づけがあります。そして、そのガンダムの新作を、神山健治が導く——その事実の重みを、誰よりも理解しているつもりです。




神山健治という才能

攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズ——この傑作を思い浮かべるとき、私は神山健治の発想の豊かさに改めて感心します。複雑な思想を、緻密な脚本で、観る者を裏切っていく。アニメの世界に観客を引きずり込む手腕は、どの映画と比較しても私の中では歴代ナンバー1です。


そして『東のエデン』。あのシリーズが与えてくれた体験——主人公の滝沢朗が全ての悪を背負い、正義を成すストーリー。どこにでもいる一少年が運命に翻弄されながら世の中を変えようとするドラマの描き方もまた、甲殻機動隊と同様に視点の置き方、現代社会への問いかけ方など、すべてが私の心を打ちました。これらテレビシリーズと、現代制作されている多くのドラマやアニメ、英語を比較したとき、どれもが中身のない軽薄なものとして私の目には映ってしまします。




新しい世界観のガンダム——ゼロから作る姿勢

『RG XARX-ZERO』は、宇宙世紀でも西暦でもない、全く新しい世界観で描かれるとのことです。神山監督は、ガンダムそのものの価値を問い直し、「ガンダムがガンダムたり得る理由をこねくり回す」と語っています。


この言葉だけで、彼がどれだけ真摯にこの作品と向き合っているかがわかります。

彼の手腕により誕生する、シン・ガンダム。どんなストーリーを私たちに見せてくれるのか非常に楽しみです。


「RG Project」として展開される本作は、ゲーム連動というユニークな試みも含まれています。ただこれに関しては、戦隊ものに登場するするメカ玩具や、現代の仮面ライダーベルト同様に、1粒で2度美味しい戦略を感じずにはおれませんw

ここで触れておかねばならないことがあります。このニュースより、少し前に報じられた、ガンダムシリーズ初の実写映画化。Netflixとレジェンダリー・ピクチャーズが制作する本作についていえば、正直なところ、実写化が成功した例があったら教えてほしい、というのが本音です。


日本の映像作品の実写化には、原作の本質を失いやすいという課題がつきまといます。ガンダムという複雑で多層的な世界観を、実写という限定された表現で再現することの難しさは、想像に難くありません。


ですが、神山健治が手がける『RG XARX-ZERO』は別です。彼は、実写ではなくアニメーションという表現形式を選びました。映像作品の本質を知り尽くした監督が、その最適な手段を選択したのです。その決断自体が、この作品への信頼感を生み出します。




令和のガンダムへの予感

「令和の時代に大好きなガンダムをゼロから作る機会を得ただけで最高」——神山監督のこの言葉に、彼の純粋な創作への欲望が滲み出ています。


単なる既存の枠組みの中での製作ではなく、ガンダムという巨大な世界感の本質に問いを投げかけながら、新しい物語を組み立てる。攻殻機動隊で見せた深い思考と、東のエデンで示した時代への敏感さが、新しいガンダムの中でどう花開くのか。


2027年の展開が発表されたこの瞬間から、期待はもう止められません。


神山健治がゼロから作るガンダム。その名の通り『XARX-ZERO』は、新しい何かの始まりになるのだと思います。


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