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スタンド用ストロボシューを“ワンタッチ化”——SmallRigのコールドシューで脱落リスクを減らす

セットアップ背景:ストロボ機材構成とスタンドの使い分け

ロケに持って行くストロボは Profoto B10(250W)/B10 Plus(500W) のモノブロック2台と、クリップオン A10X を2台持って行きます。人物に4灯は使いませんが、背景に表情を足す目的で複数を併用することがあります。


モノブロックはソフトボックス運用で重量が出るため剛性の高いスタンド、クリップオンは軽いので軽量のカーボンスタンドを使い分けています。



課題:安価ブラケットの“抜け”と破損

これまで、小型自由雲台+安価なコールドシューでクリップオンを固定していましたが、強度が低く破損。また、ネジ締め込みタイプは、前後にスルッと抜けるリスクが残り、出来れば使いたくありません。


解決:SmallRigの“差し込むだけ”コールドシュー

そこで見つけたのが SmallRig のワンタッチ・コールドシューです。

  • 差し込むだけで自動ロック(脱落防止付き)

  • 取り外しはロックボタンを押すだけ

  • ブラケット接地面のゴムシートで緩みにくい

  • ネジの微妙な締め加減に頼らない

結果、設置と撤収が圧倒的に速くなり、ライト位置の微調整もストレスが減りました。



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SmallRigのSの文字左に見えるツメは差し込む時に下がりますが、シューが入ってしまうと持ち上がり、ロックされます。
SmallRigのSの文字左に見えるツメは差し込む時に下がりますが、シューが入ってしまうと持ち上がり、ロックされます。



ボタンを押すと差込口のツメが下がる仕掛け
ボタンを押すと差込口のツメが下がる仕掛け

使用手順(現場フロー基準)

  1. 既存ブラケットを外し、**自由雲台のネジ規格(1/4 )**を確認します。

  2. ネジの規格が違うときは(1/4–3/8変換)変換ネジを介してSmallRigブラケットを固定。

  3. クリップオンを後方からまっすぐ差し込みロックが掛かったことを触覚で確認します。

  4. 軽い揺すりテストで抜け・ガタつきをチェック。

  5. 撤収時はロックボタンを押し、真っ直ぐ引き抜きます。






こんな人におすすめ

  • クリップオンをオフカメラで多用する方

  • 頻繁に設置/撤収を繰り返すロケ型ワークフロー

  • ネジ締め込み式の抜け・時短・再現性に不満がある方



所感

現場は**“速く・確実に・同じように”**が正義です。SmallRigのワンタッチ化は、脱落リスクを減らしつつ時短に効く小さな投資でした。クリップオンの運用が多い方には、コスパの良いアップデートだと感じます。

 
 
 
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