プリントが教えてくれた、写真の真実 【プリントセミナー開催のお知らせ】
「なぜ、今まで見えていなかったのだろう」
先日、オンラインサロンのメンバーからこんな報告を受けました。
ある海外コンペに作品を応募したところ、ライブジャッジで「トーンジャンプ(階調飛び)」を厳しく指摘されたというのです。
正直に言うと、そのメンバー自身、それまでその作品に「トーンジャンプ」という現象が存在することすら認識していなかったそうです。
指摘を受けてから、その方の作品を見る眼は明らかに変わりました。本人も「なぜ今まで、この見る眼を持っていなかったのだろう」と話していました。
これは、決して特別な話ではありません。むしろ、多くの方が同じ壁にぶつかっています。
モニターでは、気づけない。
トーンジャンプは、モニターで見ているだけでは非常に気づきにくい現象です。ところが、いざプリントしてみると、階調のつながりが崩れている部分がより顕著に、はっきりと目立ってきます。
モニター上で「これは大丈夫」と判断していたデータが、プリントした瞬間に破綻する。これは技術不足というより、経験不足による「見えていない」状態がほとんどです。
モニターで階調の異常を認識するには、相応の経験が必要です。そしてその経験を積む土台として、プリントは欠かせない教材です。 EIZOのColorEdgeのような画像処理専用モニターの存在も忘れてはいけません。
実際に、あるサロンメンバーは、某PCメーカーが販売する高価格な高品位モニターからColorEdgeに乗り換えたところ、「今まで見えていなかったものが見えるようになった」と報告してくれました。値段の高さと、写真の色や階調を正しく見るための性能は、必ずしもイコールではないのです。
キャリブレーションさえすればOK、は本当ですか。
YouTubeなどで「キャリブレーションセンサーを使ってモニターをキャリブレーションすればOK」というような情報をよく見かけます。
しかし、そんなに簡単なものではありません。
そもそも、その目標値は本当に正しいのでしょうか。さらに厳密に言えば、プリントする紙の白とモニターの白を合わせる必要もあります。カラーマネジメント(CMS)は、キャリブレーションだけで解決するほど単純なものではないのです。
「やっているつもり」と「正しくできている」の間には、想像以上の距離があります。
プリントから学ぶ、という選択。
フォトグラファーとしての技術と作品の質を、本当の意味で引き上げたいなら——プリントから学ぶことが近道だと私はかねてから訴え続けてきました。
画面の中で完結する写真と、紙の上で完結する写真は、別物です。プリントを美しく、自分が思い描いた通りに仕上げるためには、カラーマネジメントの知識、プリンターの扱い方、そして用紙への理解が欠かせません。そしてそれは必然的に、撮影そのものも変えていきます。
写真プリントセミナーを開催します。
今回の「写真プリントセミナー」は、プリントに必要な知識を1日で持ち帰っていただける内容を企画しました。
色を合わせる。データを整える。紙を選ぶ。プリントする。そして仕上げる——写真プリントの工程を、実演を交えながら一つずつ体感していただきます。
セミナー特典
ご参加いただく方だけに、嬉しい特典もご用意いただきました。
アワガミファクトリーより、全種類のサンプルペーパーをプレゼント 実際に手に取り、質感や発色の違いを比較しながら、自分の作品に合う一枚を見極めるきっかけにしてください。
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