写真に差が出る「配色の話」。
撮影の依頼をいただいたとき、私が最初にお伝えすること。
お客様から撮影のご依頼をいただいたとき、私が必ずアドバイスさせていただくことがあります。
「服の色」についてです。
家族写真など、複数の方を一緒に撮影するとき、それぞれがお気に入りの服を思い思いに着てきてしまうと、仕上がった写真に統一感が生まれません。せっかくの撮影が、ただの「記録」で終わってしまうのです。
方向性は揃っても、色はまちまち。
多くのお客様は、正装かカジュアルかという服装の「方向性」は合わせてきてくださいます。ただ、色についてはそれぞれが好きなものを選ばれることがほとんどです。
せっかくお代をいただいて撮影させていただく以上、ただの記録ではなく、見返すたびに心が動く「想い出」として完成させたい。だから、色についてのアドバイスをお伝えするようにしています。
子供の性格で、カラーパレットが変わる。
たとえば、元気いっぱいの男の子がいるご家族であれば——ブルー(ジーンズ)とイエロー(Tシャツ)など補色を活かしたコントラストで、インパクトのあるカラーパレットをご提案します。夏の晴天とひまわりのイメージ。見ているだけで、その子の元気が伝わってくるような配色です。
逆に、おっとりした女の子の場合は、ライトベージュ(チノパンやチノスカート)と白(シャツ)のように、調和を意識したトーンをご提案します。柔らかく、穏やかな印象がそのまま写真に乗ってきます。
家族の中でお母さんは平均してお洒落な方が多く、お子さんの性格を考えて洋服を選ばれているので、新たにご購入いただく必要はほとんどありません。スタジオ撮影の場合は、背景も含めたカラーパレットをトータルで考えます。
唯一の「要注意」は、靴です。
ひとつだけ、特にお伝えしていることがあります。靴です。
育ち盛りのお子さんに、お洒落な靴を用意することは一般的に少ないと思います。わが家も、子供が小さい頃にそういった靴を買ったことはありませんでした。普通は運動靴で、汚れやほこりが目立つうえ、派手な色のものが多い。それが写真全体の中で浮いてしまうことがあります。
そのため、撮影前に一度洗っておいていただくようお願いしています。色については、撮影後の編集で全体と調和のとれる色に整えます。
アルバムデザインでも、色は重要です。
色の話は、撮影だけにとどまりません。アルバムのデザインや、ちょっとしたチラシ、ホームページの作成においても、カラーパレットは重要です。背景色、文字色、あしらいに使うロゴの色、すべてが統一されていることで、それら全体の完成度が上がります。
フォトグラファーの多くはAdobe Photoshopをお使いだと思いますが、ぜひAdobe Expressも活用してみてください。カラーパレットを自動で作成してくれる機能が搭載されています。ランダムに提案してくれるほか、写真をアップロードするとそこから色を抽出してカラーパレットを生成してくれます。非常に便利です。(Adobe ExpressはAdobe IDがあれば無料で使用できます)
徳島県美馬市から、こんな情報も届けています。
このブログでは時に、こうした有益な情報もお届けしています。
人口26,000人の小さな町から、写真に関わるすべての方の役に立てる情報を、これからも発信していきます。ぜひ、ご参考にしてください。




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