🇦🇺Australian Photographic Prize に初参加しました。
- 故島永幸

- 2025年7月22日
- 読了時間: 3分
オーストラリアのコンペ「Australian Photographic Prize」に初めて参加しました。
オーストラリアといえば、iconのグランド・マスターを4人も輩出している世界有数の強豪国。世界に13人ほどしかいない中で、4人がオーストラリア出身というのは驚異的です。
現地には友人も多く、その中の一人 Kris Anderson から誘いを請けたことが、参加のきっかけでした。彼は創造性豊かな素晴らしいフォトグラファーであり、ジャッジでもあります。何より、ユーモアにあふれたとても楽しい人物です。
海外コンペの参加は、今まで挑戦してきたもの全てでマスターの称号を頂いたので、icon Awards(旧WPPI)だけに絞る予定だったのですが、誘われると断れない性分で…(^^ゞ
詳しく話を聞くと、このコンペはオンライン審査の後、ファイナリスト30名がLIVEジャッジに進出する形式とのこと。このLIVEジャッジ最大の魅力が、「チャレンジシステム」です。
これは、5人のジャッジが採点を行い、点数に大きな開きがある場合に発動される再審査方式です。その際、最も高い点数をつけたジャッジが、他のジャッジに向けて作品のプレゼンテーションを行い、より高い評価を促します。そのプレゼンを聞いた上で、他のジャッジは再度コメントし、点数をつけ直すという仕組みです。
実はこのシステム、WPPIのLIVEジャッジもオーストラリアの仕組みを参考にして導入されたと言われています。
このチャレンジの何が素晴らしいか。それは、単に「点数の再調整」にとどまらず、作品の深い理解と共有が生まれることにあります。
通常、意見が分かれたときは多数決で決まってしまうことが多いです。一見すると民主的に見えますが、それが常に正解とは限りません。
たとえば、世界的な名画を見て、それが何を表現しているかをすぐに理解できる人がどれだけいるでしょうか?「名画だから、きっと良いに違いない」と思っていませんか?
でも、説明を受けると「なるほど、そんな意図があったのか!」と気づく人も多いはずです。
ジャッジだからといって、すべてを理解し、読み解けるとは限りません。時には5人全員が、作品のメッセージ全てを読み切れないこともあります。そんなときは、進行役であるチェアマンが「ちょっと待って」と声をかけ、気づきを促すこともあるのです。
このようなプロセスを通じて、「斬新で新しく、豊かな表現」が世界中で共有されていく。それこそが、コンペの本当の目的なのだと思います。
勘の良い方はお気づきかもしれません。このコンペでは、ジャッジもまた試されているのです。
コメントが主観的すぎたり、抽象的なままだったりすると、チェアマンから「もっと具体的に、客観的に」と指摘が入ります。それが続けば、おそらく次の席はないでしょう。
応募者もジャッジもと共に成長するコンペ。素晴らしいです。
さて、私の作品についてですが……今回は2つのカテゴリーで1位をいただき、さらにそのうちの1作品がディビジョン1位を受賞しました。
ありがとうございます。
長くなってしまったので、詳しい内容はまた明日ご報告させていただきますね。












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