Wacom Intuos Proでドラッグが1秒遅延――原因切り分けと“とりあえず効いた”対処
- 故島永幸

- 2025年10月17日
- 読了時間: 3分
症状:ドラッグ操作が約1秒遅れる
使用中のWacom Intuos Proで不具合が発生しました。Photoshop/Lightroomの各種スライダーやドラッグ操作が約1秒遅延する症状が出ました。編集作業では致命的で、ストレスが大きい症状です。
直前の変更点
Wacomドライバを更新
Photoshopを更新(後から分かったことですが、この時点ではLightroom側の不具合可能性は未把握でした)
試したこと(時系列)
Wacomドライバの再インストール → 改善なし
ドライバを一世代前へ戻す(Time Machineで該当日前に復元) → 変化なし(※後述)
Photoshopを一つ前のバージョンへ → 効果なし
AIからの提案で設定確認
macOS「プライバシーとセキュリティ」→ 入力監視・フルディスクアクセス等:問題なし
Photoshop「環境設定>パフォーマンス>詳細設定」→ OpenCLをオフ:改善なし
翌日、改めて“1つ前のWacomドライバ”をクリーン再インストール
前日のTime Machine戻しが意図通り反映されておらず最新のままだったことが判明(汗)
正しく旧版へ戻したところ改善=ビンゴでした
結論(暫定):今回は最新Wacomドライバとの相性が原因の可能性が高く、一世代前へ戻すことで解消しました。ただし、環境(Mac本体/OS/アプリの組み合わせ)による相性も大きく、ドライバ側に断定はできません。
参考:私のマシン環境
Mac Pro(Intel):購入から4年5か月
当時、ものづくり補助金のスケジュール上、Appleシリコン機を待てずIntel機を導入
ベンチマーク上は現行のMacBook Proに劣るものの、実作業では大きな不自由は感じていません
昨年末に導入したA4サイズのMacBook Proは主に出張用です

Intel機という点が今回の相性に影響した可能性はあります。多くのメーカーは最新環境でのテストを優先するはずで、旧環境では思わぬ組み合わせが出ることがあります。
業界雑感:デジタル化と“買い換え圧”
かつてはカメラを長く使い続けることが当たり前でしたが、現在はカメラ・Mac・プリンターなど周辺を含めライフサイクルが短くなりました。さらに、出張カメラマンの増加でマーケットは飽和に近く、ギャラが下がる傾向も見受けられます。良識あるフォトグラファーは物価やキャリアとともに適正化を図っていますが、市場価格に押されて据え置かざるを得ないケースも少なくありません。SNSでは経験の浅い出張カメラマンによるトラブルも散見されます。日用品で「安すぎるものは躊躇する」のと同様に、フォトグラファー選びも慎重にしていただけたらと思います。
〆:今回の学び
不具合時は**直近アップデートの“組み合わせ”**を必ず疑います
Time Machineの戻しは反映確認までが一連の作業です(痛感)
暫定で直っても、**恒久対策(メーカー情報待ち・次版検証)**を忘れないこと
付録:再発時のチェックリスト(保存版)
A. まずは現状把握
いつから遅延が出たか、直近の更新履歴をメモ
現象はPsだけ/Lrだけ/両方か、他アプリでも出るか
B. ソフト側の切り分け
Photoshop:環境設定>パフォーマンス→OpenCLのオン/オフを切替検証
高速プレビュー、スクラッチディスクの空き、ヒストリー/キャッシュ設定も確認
Lightroom:GPU使用設定の切替、現像モジュール限定か
C. タブレット側の切り分け
Wacomドライバの完全アンインストール→クリーン再インストール
一世代前の安定版に戻して検証(公式配布の旧版を利用)
USBポート変更/ケーブル交換/Bluetooth⇄USBの接続方式切替
D. OSと権限
macOS「プライバシーとセキュリティ」→ 入力監視/アクセシビリティ/フルディスクアクセスにWacom・Adobeが含まれているか
セーフブートで再現するか(常駐ソフトの影響を切り分け)
E. それでもダメなら
新規ユーザー作成でクリーン環境テスト
別Macまたは別ペンタブで交差検証
事象のスクリーン録画・システム情報を添えてサポートに連絡











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