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アートとビジネス


「お気に入りのビジネス書を持ち寄り紹介する」──そんなイベントにお誘いいただきました。

ところが私、ビジネス書って…ほとんど読んでいないのです。

一応、2冊くらいは持ってはいるのですが、どうにも興味が持てず、読破できていません。

私の本棚にずらっと並んでいるのは、写真関連や美術に関する書籍ばかり。そこで主催者の方にその旨を伝えると、

「ビジネス書じゃなくても大丈夫ですよ」

とのこと。 あぁ、断る理由を失ってしまいました……仕方なく参加することに。(^^ゞ



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持参すると返事したのは、私が心から尊敬する現代アーティスト・杉本博司さんの著書『苔のむすまで』。

……なのですが、肝心の内容をあまり覚えていない。というのも、読んだのは15年くらい前です。

しかも杉本さんの著書はほぼすべて読んでいて、印象に残っている話がどの本だったのか分からなくなってしまっているのです。


そこで前夜、本を開き目次を眺めるも──まったくピンとこない……「タイトルと内容が結びつかない〜!」

読み返せば徐々に思い出してくるのですが、ついつい引き込まれて読書そのものに夢中になってしまい、書籍全体の構成を把握する時間が足りなくなってしまいました。



そもそも、このイベントの目的は「おすすめ本を紹介し、それをビジネスに活かすヒントを得る」ことでは? であれば、書籍の内容紹介にこだわるより、**「杉本博司という人物の紹介」や「彼がどのようにして作品価値を高めたか」**をお話しする方が、むしろイベントの趣旨にも合うのでは?──と考えました。



迎えた当日。思った以上に、皆さん真剣に耳を傾けてくださり、杉本さんにも興味を持っていただけたようです。

なお、今回のイベントは市立図書館が関わっていたのですが、杉本さんの著書は一冊も所蔵されていないとのこと。今回の紹介が、今後の蔵書選定の参考になれば嬉しいですね。



ちなみに……肝心の私自身、杉本さんから「作品価値の高め方」をちゃんと学べているのか?と問われれば──うーん、もし学べていたなら、地元自治体に少しくらいは寄付できているかもしれませんね。😆

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