与えることから得る学び。
- 故島永幸

- 7月29日
- 読了時間: 2分
オフライン・サロン2日目は、和装の振付をテーマにしたセミナーを開催しました。講師は、私たちのサロンの“マスコットキャラクター”こと、我らがGOROちゃん!


まずは、打掛姿の花嫁モデルさんから。GOROちゃんは、まるで自動的に腕が動くかのように、あっという間に美しい振付が完成していきます。
先日私が大分で受講した木村先生の流儀とは多少異なりますが、GOROちゃんのスタイルは、彼自身が長年、式場のスタジオを一人で切り盛りしてきた経験から生み出された“時短術”。その動きは、木村先生に勝るとも劣らない、合理的でスピーディーなもの。まさに現場実践型のスタイルです。

午後からは、振袖姿のモデルさんを使って、私が「マネキンのように見えないポージング」の実演を担当しました。
打掛と異なり、振袖はポージングの自由度が高いぶん、写真においては別の注意点も出て来ます。
特に寄りの構図では「腕が中途半端にクロップされない」ことがとても大切です。
その際にも、ただ“それっぽく”見せるのではなく、ポーズに意味を持たせることが求められます。……とはいえ、私は5カ国で「マスター」の称号をいただいた身です。ダテに肩書きがあるわけではありません。(^^)今回も、しっかりと意図をもったポージングをご紹介しました。
そして今回、着付けを担当してくださった美容師の先生から伺ったお話は、ある意味で最も大きな学びだったかもしれません。
美容師としてのプロ目線で教えていただいた着付けのポイントは、私たちフォトグラファーでは知り得ない内容でした。美容師さんでも、中には知らない人も少なくないかも知れません。
私たちフォトグラファーも「プロ」と一言で言っても、その中にはさまざまなレベルがあります。美容の世界も同じ。本物のプロは、細部への目線とこだわりが違います。
それにしても、今回のオフライン・サロンも参加者の熱意には頭が下がる思いでした。東は埼玉・千葉から、西はなんと鹿児島から──車で14時間(途中、仮眠を含む)かけて来てくださった方もいらっしゃいました。
改めて、「フォトグラファーという仕事を本気で愛する人たちのために、自分にできることをこれからもやっていこう」と心から思いました。









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