名画に学ぶ -大塚国際美術館へ-
- 故島永幸

- 7月28日
- 読了時間: 3分
私はオンライン・サロンを主宰しています。およそ70名のプロとアマチュアの方々が共に写真を学んでいます。
オンラインは便利ではありますが、実際に顔を合わせることができません。そこで、不定期ではありますが、リアルで集まるオフライン・サロンを開催し、学びを深めています。
これまでに関東・関西・九州で開催してきましたが、今年1月には初めて四国・愛媛で行いました。そして先日、ついに私の故郷である徳島県美馬市──私のスタジオにて開催することができました。

遠方からお越しくださる方も多く、事前の相談で「大塚国際美術館にも行ってみたい」という声があり、今回は参加者の半分の方は3日間にわたる受講(1日は観光?w)となりました。
大塚国際美術館でアートを学ぶ
美術館には朝9時30分に現地集合。なんと一番乗りは、千葉と埼玉からお越しのお二人。始発の飛行機で到着されました。この日は私を含め、合計5名でアートの学びを深めました。
連休初日ということもあって、オープン前から長い列ができていましたが、万博のような持ち物検査もなく、入館はスムーズ。……と思いきや、入口すぐのシスティーナ礼拝堂はすでに人でいっぱい。20分間の概要説明が終わるのを待って、少し空いたところで無料ガイドツアー(約60分)に参加しました。

ツアーの内容は、システィーナ礼拝堂、スクロヴェーニ礼拝堂、古代美術からレオナルド・ダ・ヴィンチあたりまでの名作をめぐるもので、非常に充実していました。
早朝の移動もあり、またレストランの混雑を避けるため、昼食は早めに。私はボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」をイメージした貝殻型の皿で提供されるカレーをいただきました。鳴門の新鮮な魚を使った海鮮丼もとても美味しそうでした。
午後からはルネサンス期を中心に、私の拙い解説を交えながら再び鑑賞。私が特に好きなのは、ヤン・ファン・エイクの《アルノルフィーニ夫婦の肖像》。その緻密な描写や、絵の中に散りばめられた「読み解く仕掛け(ヒント)」は、まさに教材にぴったり。
フランドル派のファン・エイクや、写真のライティング用語としても親しみ深い、オランダ・バロックを代表するレンブラント・ファン・レインの作品など──これらが現代の写真美術に通じることがよく分かります。

少し休憩も挟みながら、閉館時間の17時近くまで粘って美術館を堪能しました。
早めの昼食だったこともあり、帰り道の途中で皆さんがまだ食べたことのない「徳島ラーメン」を体験していただくことに。味の濃いスープに、生卵がサービスで付き、ご飯はおかわり自由。「ラーメンにご飯?」と思う方もいるかもしれませんが、食べてみると納得。ご飯が要るのです(笑)。
その食事中、なんとAPPのライブジャッジで私の作品が1位を受賞したとの報が!まさかの「ラーメンでお祝い」とは、ちょっと微妙・・・w
それでも嬉しい瞬間となりました。皆さんからの祝福の言葉が、とても心に沁みました。
1日たっぷり歩き、学び、語り合いましたが、まだまだサロンは続きます。2日目は「和装の振付セミナー」です──!











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