生成AI時代の写真制作:恩恵と違和感、そして適応
- 故島永幸

- 11月14日
- 読了時間: 2分
今週のサロンには、Adobeエバンジェリストの仲尾毅さんにご登壇いただき、Adobe MAXで発表されたメジャーアップデートの内容を解説していただきました。
AI関連の進化が著しく、これまで多くの時間を割いてきた反復的な作業がどんどん短縮されていきます。
正直なところ、嬉しさ半分・戸惑い半分というのが私の率直な感想です。
たとえば——彫刻家がのみと槌を置き、3Dプリンターで作品を形にするとしたらどうでしょう。そこに価値を見いだせるのか、心が一瞬ためらいます。
一方で、Photoshopが進化するたびに私たちフォトグラファーは恩恵を受けてきました。特に営業写真の現場では、生産性の向上はクオリティ確保にも直結します。アートワークと商業制作、それぞれでAIの位置付けは異なります。
その事実を、受け止めると同時に、価値の基準をアップデートする必要性が作家側には求められると思います。
同様に今「ホワイトカラーとブルーカラーの立ち位置が逆転し始めている」と言われます。多くのホワイトカラー業務がAIに置き換えられる可能性が高いからです。時代の波は、人間の時間軸を軽々と飛び越えるスピードで変化しています。還暦前の身としては、できればスローライフを望みつつも、現実は適応を迫ってきます。
話は変わってサロンで出た質問です。最新アップデート以降、Macで「Bridgeアイコンにフォルダをドラッグ&ドロップしても起動しない」というケースがある、とのこと。私も試したところ、確かに再現しました。
仲尾さんの確認では、発生する環境としない環境があり、開発側も把握済みとのこと。当面の回避策はシンプルです。
Commandキーを押しながら、Bridgeアイコンへドラッグ&ドロップ
この操作で正常起動・フォルダオープンが可能です。急ぎのときや、D&Dを中心にしたワークフローの方は、ぜひお試しください。(もちろん、Bridge起動後にフォルダツリーから指定しても問題はありませんが、慣れた手順が使えるのは助かりますね。)

シュールレアリスムと言えば、マルセル・デュシャンを思い出す人は少なくないと思います。 彼はレディメイド(既製品)という概念で作る事さえ止めた画家です。 左の作品は、彼へのオマージュとして作った作品です。 置かれたもの、のぞき穴、割れたメガネ、すべて、彼に関係するものを散りばめました。











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