蕎麦を音を立ててすするの、止められます?
- 故島永幸
- 8月1日
- 読了時間: 2分
SNSでこんな投稿を見かけました。
「うどんや蕎麦、ラーメンを食べるときに、音を立ててすするのをやめませんか?」

その方によれば、「海外では音を立てて食べる文化はない」「私はそれを不快に感じる」ということでした。
この話題、過去にも何度となく議論されていますよね。「すする理由」として、たとえばこんな意見があります:
蕎麦などは香りや風味を楽しむために、空気と一緒に吸い込むことで本来の美味しさを味わえる。
熱いものを冷ますために、空気を一緒に吸い込むという実用的な目的がある。
そもそも、それが日本の食文化。
こうして見ると、確かにどれも理にかなっています。
「自分が不快だから、周囲の人も自分に合わせてほしい」と主張するのは、なかなか賛同を得にくいものです。逆に、私たち日本人が海外のレストランでスパゲティをすすって食べて、「日本ではこれが文化なんだ!受け入れてくれ!」
と言っても、それは通用しません。孤立してしまい、結果的にその土地で生きづらくなるだけでしょう。
“郷に入っては郷に従え”これは、どこにいても大切な考え方だと思います。
ちなみにその投稿主さんは、SNS上で完全に“否定派”からの集中砲火を浴びていました…。
最近では、
「お寺の除夜の鐘がうるさい」
「公園で遊ぶ子どもの声が耳につく」
──といった苦情も増えているといいます。
でも、お寺はたいてい、先にそこにあったもの。住宅地の方が“後からやって来た”ケースが多いのではないでしょうか。
子どもの声だって、誰もが子どもだった頃があり、自分たちも同じように走り回っていたはずです。
「自分の権利」ばかりを主張する社会は、どこか息苦しくなる気がします。譲り合い、助け合いながら暮らす──そんな社会の方が、私は好きです。
……ちなみに、わが家には89歳の父による独裁政権が、今もなお続いております。www
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