”本物”の写真プリント
- 故島永幸
- 5月17日
- 読了時間: 3分
みなさん、”本物を知っているか?”と問いかけられ、もちろんと返せるでしょうか?これは私が敬愛する、ハービー・山口さんの言葉を引用していますが、本物の写真のプリントをしっていますか?
「ネットで見た」や「写真集持ってる!」とは異なります。
オリジナル・プリントです。
フォトグラファー本人か、あるいはプリンターによって作られたプリントを差します。黎明期の写真であったり、かの有名なアンセル・アダムスのプリントのオリジナル・プリントはその美しさに、思わず欲しくなるほどです。(高くて買う勇気に至りません(^^ゞ)
手前味噌になりますが、私がプリントしたファインアートプリントも前者同様、お客様には感動頂いています。時にはプロの方からもご依頼いただきプリントしますが、同様です。

ファインアートプリントとは、蛍光増白剤無添加でアシッドフリーのペーパーに顔料インクのプリンターを用いてプリントしたものを差します。耐光性にすぐれ、美術館が求める品質のものを差します。
プリントはフレームに入れることで保存性が良くなると同時に価値も上がります。美術館に収蔵される名画がキャンバスだけなんて見たことありませんよね。その装丁も重要な要素です。写真に併せ、色や素材時にはフレームじゃ無いものもオーダーで作ります。

さて、そのプリントですが、先日はプリントに特化したセミナーの予備セミナーをオンラインで行いました。(昨日もセミナーやったってブログでしたね(^^ゞ)
ご自分でプリントされるフォトグラファーが少ない事は知っていますが、逆にやりたいと思っている方が居ることを知ると、日本の未来は明るいと思えます。(^^)
さて、いきなりプリントへと行く前に予備知識が必要ということで、昨夜はスライドを用意しモニターのキャリブレーションや、プロファイルのこと、解像度のことマッチング方法などをサラ〜っといくつもりが、みなさん熱心で質問が出ます。
私は長年やってきて何の疑問も持たずに話している言葉が、参加者の皆さんには初耳の言葉だったりします。1時間予定のセミナーは45分もオーバーしてしまいました。(^^ゞ
さて、リアル開催は6月12日に東京のEIZOさんの会議室をお借りして開催します。PHOTONEXT2025閉幕翌日です。上京を予定されている方も参加しやすい日程です。予定の定員には達していますが、若干名ならご用意出来ます。オンラインセミナーは終わっていますが、アーカイブでご覧頂けます。滅多と開催されないプリントをフォーカスしたセミナーで是非、”本物”のプリントというものを体験してください。申し込みはこちらです。
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