ENEOSが挑む合成石油(e-fuel)の衝撃。日量1万バレル計画は日本の救世主になるか?
- 故島永幸

- 2 時間前
- 読了時間: 2分
毎日流れるニュースの中で、大きく目に止まったものが先日ありました。 なんと、ENEOSが合成燃料の精製に成功し、その事業化に向けた実証プリントの本稼働を開始させたというのです。 石油を中東からの輸入に頼る日本にとって、明るい未来を予見させるニュースと私も目が釘付けになりました。そこで気になったので調べて見ました。
1. 合成燃料(e-fuel)とは?なぜ「魔法の燃料」と呼ばれるのか
合成燃料(e-fuel)は、二酸化炭素(CO2)と水素(H2)を合成して製造される燃料だそうです。
カーボンニュートラル: 燃焼時にCO2を出しますが、原料として大気中のCO2を回収するため、排出量は実質ゼロ。(CO2と温暖化の関係は諸説あるので触れません)
既存インフラが使える: 今のガソリン車や飛行機、ガソリンスタンドの設備をそのまま利用可能。
エネルギー自給率の向上: 原油を輸入に頼らず、国内で「石油」を生成できる。
まさに、内燃機関(エンジン)を愛する人々にとっての「希望の光」と言えます。
2. ENEOSの2030年ロードマップ。目標は「日量1万バレル」
現在、ENEOSが横浜で稼働させている実証プラントの生産量は「日量1バレル」程度。
これを2030年代には、商用規模となる「日量1万バレル」まで一気に引き上げる計画です。
生産効率を上げ、コストを現在の数百円/Lから、従来のガソリン並みに近づけるための技術革新が急ピッチで進められているそうです。
3. 【検証】1万バレルという数字の「現実」
「1日1万バレル」は現在の1万倍です! ところで、1万バレルってどのくらい??? 調べて見ると、ドラム缶に換算すれば5万本!
しかし、ここで一度、日本のエネルギー事情という「巨大な現実」と比較してみましょう。
日本の石油消費量との比較
最新のデータに基づくと、日本の1日あたりの石油消費量は約320万バレル!
これに対し、夢の新燃料「1万バレル」が占める割合を計算してみると……
日本の消費量に対する割合:わずか「約0.3%」
消費ペース:日本全体で使うと、わずか「約4分半」で枯渇
そうなんです。ENEOSが社運を賭けて挑む壮大な商用プラントがフル稼働しても、日本という巨大な胃袋にかかれば、カップラーメンを待って食べている間にすべて消えてしまう量でした(^^ゞ
4. 0.3%から始まるエネルギーの未来
とはいえ、その量産化がより効率化され、多くの会社が参入すれば・・・? 資源を他国に依存する日本にとって、一縷の望みとして托したいとおもいます。




コメント