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MacとiPhoneで色が違う。その原因を誰もわかっていなかった話と、CMSの正しい考え方。

3 日前
読了時間: 3分

Threadsにこんな投稿がありました。


「MacBookでCapture Oneを使って現像しています。iPhoneで観ると黄色く見えます。」


それに対して、複数のアドバイスが寄せられていました。

  • AdobeRGBにしてください

  • モニターはキャリブレーションしていますか?

  • P3がいいと思います

  • 私はsRGBを選んでいるので問題ないはずです

  • iPhoneのTrue Toneはオフになっていますか?

どれひとつ、正解とは程遠いものでした。

これは「カレーのルー論争」です。

このやり取りを見て、こんな会話を思い浮かべました。

「今日のカレー、美味しくない?」 「ハウスバーモントカレーにしていますか?」 「ジャワカレーにするべきです」 「ボンカレーにしているので問題ないはずです」

おわかりでしょうか。カレーを美味しく作るには、どんな具材をどう調理し、どのくらい煮込むか。調味料や香辛料は何をどれだけ使うか。ご飯の固さは。——そういった根本的な問いが必要なのに、全員がルーの種類だけを議論しているのです。

問題の本質はどこにあるか。

元の投稿の問題は「MacのモニターとiPhoneで色が違って見える」という表示の不一致です。

これはカラーマネジメントの問題ですが、カラースペースの選択よりもはるかに手前に、確認すべきことがあります。


まず問うべきはここです。

Macのモニターは、そもそも正しくキャリブレーションされていますか。正しくプロファイルは設定されていますか。書き出すカラースペースは?iPhoneの表示環境(Display P3)だけでいいの?


モニターが正しく表示できているかという前提を飛ばして、カラースペースだけ議論しても意味がありません。




カラースペースとモニターの表示は、まったく別の問題です。

選ぶカラースペースと、モニターが正しい色を表示しているかは、まったく異なる問題です。

この二つを混同したまま「sRGBにすれば解決」「P3にするべき」と議論するのは、火の通っていない鶏肉の入ったカレーに、ルーの種類だけ議論しているのと同じです。

CMSは正しく理解し、正しく運用できなければ、プロとして失格だと私は思っています。

10月21日のサロンで、おさらいします。

先日の昼間のサロン(プリントを学ぶ)でも触れましたが、CMSを体系的に学べる場はほとんど存在しません。だからこそ、こういった誤解が広がってしまいます。

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色域とキャリブレーションは別物
P3とsRGBのカラースペースの比較です。でも色が合わない問題はそこにはありません。


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