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レタッチの「着地点」とは——Adobe本社セミナーで現像論を話してみた

更新日:6月20日


PHOTONEXTの翌日、都内のAdobe本社セミナーを開かせていただきました。今回はオンラインサロンのメンバーへ向けたオフ会を一般の方にも対象を広げ、Adobeのサポートを得て開催する運びとなりました。わがサロンはAdobeが運営する Creator Connect に認定され、私はCommunity Leaders Club(ACLC)のメンバーに入れて頂いています。そんな関係から、Adobeのサポートを受けてセミナーが実現しました。定員は50名でしたがキャンセルの追加募集で最終51名の方にご参加いただきました。

仲尾毅氏によるPhotoshopの歴史と生成AI講演

午前中は、Adobeエバンジェリストの仲尾毅氏による講演でした。Photoshopの歴史から最新の生成AIまで幅広くお話しいただきましたが、以前の処理と今の処理の違いを披露して笑いを取るあたりはさすがです。わたしは懐かしいPhotoshopの話に思わず昔を思い出し、心が少し温かくなりました。

レタッチ・現像の「着地点」とは何か

午後からは、現像やレタッチについて私からの講義でした。テクニックに関するセミナーは数多く存在しますが、その「着地点」について語られるセミナーは、あまり耳にしません。そこで今回は、冒頭にそれなりの時間を使い、着地点がなぜ「そこ」なのか・・・。国際コンペのジャッジやBIPP(英国プロ写真家協会)のフェローシップという立場からお話ししました。 それは太古の昔から連綿と続く歴史と、自然界に存在する美の規則性が関係しているとういうもの。私が、海外コンペの挑戦から学び、研究し理解、発見した西洋美術のセオリーをお伝えしました。

そのセオリーを踏まえて評価される、海外の写真作品と、海外で評価されにくい日本の写真には大きな差。ひいては、日本の写真文化が向上しない理由が潜んでいる可能性を感じていただけたようです。


技術的パートでは、最短ルートで着地点に到達するためのツール選択、そしてアートへと昇華させるための最後の味付けなどを。

Lightroomも、PhotoshopもAIによるディープラーニングは進化のスピードが飛躍的に向上し、また生成AIなどにより表現を大きく広げました。 その昔「画像処理は選択範囲に始まり、選択範囲に終わる」と言われていた事はもう過去のもの。自動選択などをフル活用すれば、高度な画像レタッチがあっという間に完了です。

美術史に残る名画の優れたポイントを踏襲したレタッチは、意外に簡単で、あっという間に完了する事を、ご覧頂き体験して持ち帰って頂きました。



受講者からの質問とレタッチに対する私の考え

質疑応答では、画像処理のほかに、撮影にまつわること、クライアントとのコミュニケーションのこと、カラーマネージメントのことなど、多肢に渡りましたが、私自身が経験してきたことばかりで、みなさん同じことを体験されているのだと改めて感じました。

今回はLightroomの著書を出されたことがあるレジェンド、平尾さんまで受講者の中にいらっしゃったので、やりにくいったらありゃしませんでしたが(笑)。

でもさすがで、変な口出しはせず、あとから貴重なアドバイスをいただきました。私は日々の経験のなかで、理論や数値に裏付けられたレタッチだけでは写真は良くならないということを理解しています。最後に判断を委ねるのは、自分の眼でなければならないのです。しかし、それは時に「慣れ」を引き起こし、エラーともなり得る・・・そんな気づきをいただきました。平尾さん、ありがとうございました。(^^)


最後にサポート頂いた、Adobe、仲尾さん、お世話頂いたTさん、ACLCの事務局Kさん、大変お世話になりました。また、会場設営で朝早くから手伝って頂いたメンバーの皆さん、感謝しています。クリエイターは1人じゃ無い!コミュニティーで人と繋がるって、ホントいいものですね。(^^)


Adobe本社会議室
Adobeの会議室は素敵!お世話になりました。
記念写真
Lightroom5の著者のお一人平尾さんが、受講って・・・💦
集合写真
懇親会のあと雛壇?で集合写真。レジェンド平尾さんがレタッチして送ってくれました〜

 
 
 

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