振袖姿は「振付け」だけでは美しくならない ~サロン・オフ会1日目レポート~
先週、オンラインサロンのメンバーの皆さんに向けたオフ会を開催しました。会場は徳島県美馬市、私のスタジオです。
参加希望は25名。遠くは石川県、関東、関西と徳島の田舎に集まってくれました。正直なところ、スタジオのキャパシティを完全に超えていました。それでも「せっかく集まってくれるメンバーを断りたくない」という思いで、レイアウトや進行を工夫しながらなんとか受け入れることに。結果として、密度の濃い、とても良い時間になったと思います。
1日目のテーマは「振り袖のポージング」
初日にじっくり取り組んだのは、振り袖のポージングです。
最初にメンバーの皆さんに伝えたのは、「振付けが上手なだけでは、美しい着物姿にはならない」ということでした。振り袖の撮影というと、どうしてもポーズの「型」や手順に意識が向きがちです。しかし実際に美しい一枚を生み出しているのは、その型の奥にあるもっと細かい要素の積み重ねです。
今回、特に時間をかけて解説・実践したのが次のポイントです。
体重をかける位置 — 重心のわずかな違いが、シルエット全体の印象を大きく変えます
肩の角度 — 立ち姿の美しさは、肩の傾き一つで表情が変わります
首の角度 — 着物全体、しいては女性の「品」に直結する部分です
手の仕草 — 指先の緊張、力の抜き方まで含めて「日本文化の美」を作ります
ライトの位置と向き — 生地の質感、柄の陰影、そして絵のインパクト、光がすべてを左右します
一つひとつは小さな要素に見えても、これらが噛み合って初めて「振り袖が生きる」一枚になる。頭で分かっていても、実際に人が着物をまとって立つと、途端に難しくなるものです。参加者の皆さんも、実践を通してその感覚を掴んでいく様子が印象的でした。
美容師の先生からの視点
今回は美容師の先生にもご協力いただき、撮影の角度について気を付けたいポイントをお話しいただきました。ヘアセットや着付けの完成度を最大限に活かすための角度、逆に崩れて見えてしまう角度など、撮る側だけでは気づきにくい視点を共有していただけたのは、とても貴重な時間でした。
メンバー同士で語られた「ポージングの肝」
座学や実践だけでなく、メンバーの皆さんの間でも「ポージングの肝はどこにあるか」という話題で盛り上がりました。ベテランと言うには足りない、巨匠レベルの後呂さん、菊池さんにも、技を披露して頂きました。みなさんが現場で感じている悩みやコツを共有し合う時間は、私が一方的に話すよりもずっと学びの多いものになったように思います。
盛りだくさんのまま、初日は懇親会を経て終了。
2日目は直島への遠足です。





コメント