業界の“内向き”を超えるために——村上隆 氏から
- 故島永幸

- 11月7日
- 読了時間: 2分
時々YouTubeを観るのですが、現代美術作家の村上隆 氏のものが印象的でした。
彼は日本画壇ではいまだ認めらず、嫌われています。
海外の評価とはまるで異なります。
それについて彼に司会者が聞くと、答えたのは
海外のバスケットやサッカーなどプロスポーツの世界で活躍する日本人が居たとすると、誰もが「すごいね、本場で」となる。
しかし、彼の事になると同じ日本で居るから?「なんであいつは何億とか儲けてるんだ!」となってしまう。
同じプレイをして同じルールでやっているのに、思考停止になってしまう。
それをいちいち説明したとて、受け取ろうとしてくれない。
だから、日本でそう言うことに労力を使うよりも、年齢的に先が見えてきているから、次に向かって活動したいと。
非常に共感を覚えました。
私もつい最近、同じ様なことを体験したのです。
昨年、とある団体の活動を外から見ていて、その限界を感じ、ある提案をしました。
それは、業界の将来に大きく影響を及ぼすものです。
私から協力を申し出たこともあるので、精一杯のことをしました。
それなりに成績も残しました。
しかし、今年。
日本の業界の将来を見据えて提案したことは、全て反故。
何も前進することなく、私自身も完全な蚊帳の外。
正直「業界の事、もういいかな〜」と思いました。
結局、人は自分のことしか考えられ無い。
権力を持てば、それを行使したくなる。手放したくなくなる。
自分の面子のことに固執し、業界のこと、未来の子供たちの事など、どうでもよくなってしまうのかも知れません。
まるで政治の世界の縮図です。 まあ、それが解ってるから、日本ではどの団体にも所属していないのですが。

かつて、画家の藤田嗣治(レオナール・フジタ)はフランスから1度、日本へ帰国しましたが、その後は二度と帰って来ませんでした。
村上さんも、同じ様な気持ちなのでしょうか。もっとも、お二人とも私とは全然活動のレベルが異なりますが・・・(^^ゞ
実は、2泊3日で検査入院していました。
4年前にも受けたカテーテル検査を今回も。
年に1度の検査のうちの1つ、エコー検査で心臓の動きに一部???というとことがあったのです。
それをより詳しく診るために。
年齢とともに、自分に残された時間は有限だとはっきり感じます。
こども達に、豊かな土壌を残したかったですが、それは別の誰かに托すとして、私は私で作品と足跡を残すという選択をさせてもらおうかなーと思ったりして・・・。











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