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業界の“内向き”を超えるために——村上隆 氏から




時々YouTubeを観るのですが、現代美術作家の村上隆 氏のものが印象的でした。

彼は日本画壇ではいまだ認めらず、嫌われています。

海外の評価とはまるで異なります。



それについて彼に司会者が聞くと、答えたのは

海外のバスケットやサッカーなどプロスポーツの世界で活躍する日本人が居たとすると、誰もが「すごいね、本場で」となる。

しかし、彼の事になると同じ日本で居るから?「なんであいつは何億とか儲けてるんだ!」となってしまう。

同じプレイをして同じルールでやっているのに、思考停止になってしまう。

それをいちいち説明したとて、受け取ろうとしてくれない。

だから、日本でそう言うことに労力を使うよりも、年齢的に先が見えてきているから、次に向かって活動したいと。



非常に共感を覚えました。

私もつい最近、同じ様なことを体験したのです。

昨年、とある団体の活動を外から見ていて、その限界を感じ、ある提案をしました。

それは、業界の将来に大きく影響を及ぼすものです。

私から協力を申し出たこともあるので、精一杯のことをしました。

それなりに成績も残しました。

しかし、今年。

日本の業界の将来を見据えて提案したことは、全て反故。

何も前進することなく、私自身も完全な蚊帳の外。

正直「業界の事、もういいかな〜」と思いました。



結局、人は自分のことしか考えられ無い。

権力を持てば、それを行使したくなる。手放したくなくなる。

自分の面子のことに固執し、業界のこと、未来の子供たちの事など、どうでもよくなってしまうのかも知れません。

まるで政治の世界の縮図です。 まあ、それが解ってるから、日本ではどの団体にも所属していないのですが。



藤田嗣治と村上隆の生成画像
AIに作らせた藤田嗣治の肖像

かつて、画家の藤田嗣治(レオナール・フジタ)はフランスから1度、日本へ帰国しましたが、その後は二度と帰って来ませんでした。

村上さんも、同じ様な気持ちなのでしょうか。もっとも、お二人とも私とは全然活動のレベルが異なりますが・・・(^^ゞ





実は、2泊3日で検査入院していました。

4年前にも受けたカテーテル検査を今回も。

年に1度の検査のうちの1つ、エコー検査で心臓の動きに一部???というとことがあったのです。

それをより詳しく診るために。

年齢とともに、自分に残された時間は有限だとはっきり感じます。

こども達に、豊かな土壌を残したかったですが、それは別の誰かに托すとして、私は私で作品と足跡を残すという選択をさせてもらおうかなーと思ったりして・・・。


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