受賞作を「最高のプリント」に昇華させるために。技術と芸術の双方向サポート
- 故島永幸

- 1月4日
- 読了時間: 3分
新年あけましておめでとうございます。
皆様、お正月をどのようにお過ごしでしょうか。
私は1月2日、成人式という人生の輝かしい門出を記録する撮影から、2026年の活動をスタートいたしました。
撮影が一段落したあとは、オンラインサロンのメンバーの方からご相談いただいた「海外コンペ用のプリントデータ」の見直し作業に取り組んでいました。
今回対象となったのは、デジタルデータによる審査ですでに非常に高い評価を得て、見事受賞を果たした作品群です。しかし、どれほどデータ上で美しく見えていても、いざ「プリント」という実体にする段階になると、さまざまな課題が浮き彫りになります。
特に注視したのは、シャドウの階調や微細な色被りです。 モニター環境では気付きにくい僅かな色被りも、プリントに出力するとその部分から「トーンジャンプ(階調の断絶)」を引き起こすリスクがあります。受賞作をさらに上のクオリティへ引き上げるためには、こうしたシビアな調整が欠かせません。

また、プリントにおいて避けて通れないのが「カラーマッチング」の重要性です。 今回お預かりしたデータの中には、指定されたICCカラープロファイルが不適切であったり、運用の意図に疑問を感じる設定も見受けられました。
プリンターの性能を100%引き出すためには、プロファイルの選択と適切な運用が不可欠です。 私のサロンでは、これまで何度もこのテーマを深く掘り下げ、時にはメーカーの技術者の方をゲストに迎えて解説を行ってきました。しかし、今回改めて「正しい知識の継続的な発信」の必要性を痛感しています。
まずは、業界にはびこる誤った解釈を正し、一人ひとりが「最適解」を導き出せるよう修正することから始めてまいります。
私のオンラインサロンでは、こうした【技術的サポート】に加え、それ以上に【芸術的フォロー】の側面を重視しています。 作品講評を通じて、メンバーの皆様の「見る眼」は確実に向上しています。しかし、その向上した視点を、実際の作品づくりにどう反映させていくか。ここが最も難しく、かつ面白いプロセスです。今年も引き続き、メンバーの皆様の表現が深まるよう、伴走型のフォローに力を入れていく所存です。
多才なゲストをお招きしてのスペシャルトークも、引き続き開催してまいります。 現場の第一線で活躍するプロの視点に触れることは、何よりの刺激になるはずです。
オンラインサロンも、おかげさまで6年目に突入いたしました。 堅実に基礎を固めつつ、時には大胆な表現に挑戦する。 そんなフォトグラファーの皆様を全力でサポートして参ります。
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。











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