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憧れの眼差しから、真剣勝負の場へ。ジャッジ席で感じた「答え合わせ」と自らの成長。

2019年、私は初めてラスベガスで開催されたWPPI(Wedding and Portrait Photographers International)の会場に立っていました。

当時の私にとって、審査員席は遥か遠く、眩しすぎる場所。そこには世界中から尊敬を集める憧れのマスターたちが座り、一枚の作品に対して厳格かつ情熱的な審判を下していました。もし、あの時の自分が今の光景を見たら、信じられないと目を丸くすることでしょう。

今回、私はその憧れのマスターたちと同じ椅子に座り、共にジャッジを務めるという重責を担いました。 同じ一枚の写真に対峙し、彼らがどのような視点で、どんな言葉を紡ぎ出すのか。 目の当たりにする彼らの洞察は、まさに「さすが」の一言。光の捉え方、構図の意図、そして感情の乗せ方……。その研ぎ澄まされた視点は、私にとって最高の「答え合わせ」の機会となりました。

私が読み解いた意図と、彼らの評価を照らし合わせる。 その過程で感じたのは、かつては雲の上の存在だった彼らの思考を、今の自分は確かに理解し、共有できているという確かな手応えでした。それは、これまで歩んできた道が間違っていなかったと、自分自身の成長を強く実感させてくれる瞬間でもありました。

彼らと肩を並べ、共にジャッジを務められたことは、私のフォトグラファー人生において最高の誇りです。

閉幕から数日が経ちました。 手元の写真を見返しながら、あのジャッジ席に込められた歴史と責任、そして今の自分が背負うべき「重み」を、静かに噛み締めています。





写真を審査するジャッジ風景
AsiaWPA 2025Annual Award でのライブジャッジ

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